「量産」という技術

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もともとジュエリーは「手作り」で一つのものを作っていました。
それらは、一点もの、逸品商品、と呼ばれ
一人の職人が丹精込めて丁寧に時間をかけて作り上げています。
一点に対してのその技術と材料は価格にも反映され、
「ジュエリー」としての価値を生み出しています。

そういった「ジュエリー感」の敷居を低くし、より多くの人に楽しんでいただけるように、
キャスト(鋳造)とフォージド(鍛造)という技術の機械化を開発し、ジュエリーの量産がはじまりました。
現代はカジュアルジュエリーという言葉もあるように、ジュエリーの量産化が広く一般的となっています。

ここで思う事。敷居を低くしたこと=ジュエリーの価値が下がったという事でしょうか。
確かに量産品は親しみやすい価格で多くの人が購入しやすくなっています。
しかし、量産ジュエリーと言っても、石留め、仕上げなどは全て手作業で行い、逸品商品と同等の確かな技術に支えられています。
むしろ、一点ものを製作する技術を量産でも使用する、ある意味「贅沢な品物」なのです。

今回販売に至ったフォージドリングシリーズは、出来上がった小さな品物からはとても想像できない大型プレス機や、旋盤といった機械で、鍛造、切削を繰り返し、最終的には手作業でコンマ単位で磨き上げ、一つ一つブレのない完成度をキープしています。なにより、機械を作るのも操縦するのも人であり、流れ作業の中でそれぞれの分野の多くの人が携わる、技術の集大成とも言えます。

量産だからこそできる技術を最大に生かし製作したものは、一点ものとはまた違った価値を生み、たくさんの人に楽しんでいただける事、それは、現代における「ジュエリー」の大きな価値と言えるのではないでしょうか。

ジュエリーデザイナー 小林

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