ブライダルジュエリーにプラチナが多く選ばれる理由
プラチナは変色しない白い輝き、永続性に優れた金属として「天国の貴金属」と賞賛され、20世紀初頭から・などのブライダルジュエリーに最もふさわしい金属として使用されてきました。ここでは、そんな比類なき貴金属プラチナの魅力をお伝えします。
1. 白く美しい輝きは、色褪せることなく"永遠に変わらない"
プラチナは金色のゴールドのような煌びやかな華やかさとは異なり、上品で洗練された美しい輝きと、控えめでありながら深みのある白色をしています。
その白く美しい輝きは、日本文化で尊ばれる伝統的な白無垢に似合うとされ、日本のブライダルシーンでも古くからプラチナが用いられてきました。
プラチナの変色しない白い輝きが、何ものにも侵されない「永遠の愛」の象徴として多くのカップルに選ばれています。
その美しさと精神性とともに日本人の結婚観にふさわしい貴金属として好まれています。
2. プラチナが選ばれる理由
酸化や腐食に強く変色・変質が起きない
プラチナは熱や酸に非常に強く、変色や変質がなく化学的に安定した貴金属です。これからの人生を共に歩んでいく一生ものの婚約指輪や結婚指輪として、性質永続性を持つプラチナが選ばれるのもうなずけます。
着けたときの重厚感
プラチナはシルバーやゴールドなど同じ貴金属の中でも、溶け出す温度は非常に高く、重いという特徴があります。ずっしりと重みを感じる婚約指輪や結婚指輪は着けていてより特別感を感じさせてくれます。
融点(℃) | 比重 | 常温大気中 | |
---|---|---|---|
PTプラチナ | 1,768 | 21.4 | 変色しない |
ゴールド | 1,064 | 19.3 | 変色しない |
シルバー | 962 | 10.5 | 変色する |
3. プラチナの特性
プラチナにはしなやかで伸縮性に富んでいるという特性もあります。
また、粘性も高いため婚約指輪のセンターダイヤモンドや、結婚指輪のメレダイヤモンド等を繊細かつ丈夫に留めることができます。
特に婚約指輪で定番のの場合、その白色がダイヤモンドの輝きを存分に引き出してくれるためプラチナを好む方が多いようです。
また、婚約指輪や結婚指輪の緻密なデザインの表現ができることもプラチナの特筆できる特性です。
しかし、伸縮性に富むということは柔らかいということでもあります。
合金により強度は出していますが、使っていくうちに傷もつきますし、指輪に強い力が加わると歪む場合も。
傷については磨くことで、浅いものであれば綺麗にすることもできますが、表面を研磨して磨くため、あまり磨き過ぎると少しずつですが金属がすり減るので、ある程度の擦り傷などは、これまで歩んできたお二人の道のりの証、婚約指輪や結婚指輪の味わいとして楽しんでいただければと思います。
4. プラチナの純度
ブリリアンスプラスでは、婚約指輪・結婚指輪のプラチナの素材はPT950をお取り扱いしています。
PT950とPT900の違いはプラチナの純度
プラチナ単体だけでは柔らか過ぎるため、ジュエリーを作る際には強度を出すため別の金属を混ぜて合金にします。
PT950 = プラチナ95%・その他金属5%
PT900 = プラチナ90%・その他金属10%
プラチナは最低でも純度85%以上でなければプラチナ・ジュエリーとして認められていません。
いずれも金はK9=純度約37%から宝飾品として認められていることを鑑みると、きわめて高純度。
その純粋な輝きと耐久性が価値を高めています。
※純度の高いプラチナは柔らかく、純度99.9%のPT999のものより純度95%のPT950のものの方が硬く、PT950のものよりPT900のものの方がより硬度は増します。
純度の違いで見た目の違いはない
プラチナの純度が違っても、見た目でその違いを見分けることはできません。
また、強度に関して日常で使っていただく中で、どちらかが歪みやすいということはありません。
ただし、純度が変わることで大幅ではないものの、指輪の価格は変動します。