ジュエリーは、一点一点に贈る人の想いが込められた特別なもの。何十年という時が経っても、その想いと輝きが失われないジュエリーを。目に見えない細部まで妥協しない"Made in Japan"のクオリティーがブリリアンスプラスの基準です。最高の技術と愛情を込めてお作りします。
お客様からご注文をいただいてから、お客様のリングサイズやご希望の素材にあわせて一つひとつ製作を始めます。日本のジュエリー産業黎明期から、確かな技術で数々の有名ジュエリーブランドの商品を作り続けている生産工場で、経験豊かな熟練の職人達が、お客様の大切なジュエリーを丹念に一つひとつ製作しています。
小さなジュエリーの製作は、コンマ1ミリの繊細な細工が必要になります。少しカーブラインがずれただけでも全体の雰囲気は大きく変わり、イメージ通りに表現できません。綺麗なジュエリーを作るためには、良い原型作りは必須の工程になります。
原型は、全てを手作りで製作する場合と、最新の3D-CAD技術を用いてPC上で立体的にモデリング、造型機を使用してベースとなる原型を製作する場合があります。近年導入された3D-CADでは、細部のディテール等、手作りでは表現が難しかった加工を精密かつ正確に加工できるようになりました。いずれにしても最終的には熟練の原型職人による手作業での仕上げを行ない、高いクオリティの原型を製作しています。
キャスティング技法(鋳造)で型取りするためのベースを、シリコンゴムを使用して形成します。出来上がった原型を柔らかいシリコンゴムでしっかりと包みます。このゴム型に熱を加え、硬化させることでオリジナルに忠実な型を取ります。
次に硬化した原型をメスで取り出します。型を傷つけず取り出すには熟練の技術と経験を要します。このゴム切れが良くないと、精巧なワックス型を作ることができず、最終的な商品のクオリティを左右します。型取りを行ない、中がジュエリーのカタチで空洞になったゴム型に液状のワックスという素材を注入してワックス型を製作します。
出来上がったワックス型は、原型が基本とされるサイズで製作されるため、この段階で、カットして縮めたり、継ぎ足して大きくしたりと必要なサイズに修正されます。サイズ調整が終わったワックス型は、他のリングとともに同じ素材の土台に溶接されます。
鋳型は最終的なリングの形を作る重要な役割があります。そのため、埋没材の石膏はよく練った後、真空状態で振動させ、念入りに気泡を取り除き、きめ細かく滑らかな液状にします。このとき少しでも気泡が残ってしまっていたりすると、型崩れや、ジュエリー表面の凹凸の原因になります。
出来上がった石膏を型に流し込み、この石膏型を一日かけて乾燥させ、さらに900℃の電気炉にかけ焼成します。このとき中に埋めこまれたワックス型は高熱によって溶けてなくなり、石膏の鋳型が完成します。
キャスティング(鋳造)とは鋳型に溶解した地金(プラチナや金など)を流し込み、物を形作ることです。ワックスが溶けて中が空洞になった石膏の鋳型に、溶融させた地金を流し込みます。冷ました後、石膏部分を水で完全に洗い落とすと、ワックス型と寸分たがわぬ同じ形で鋳造された地金のツリーが現れます。
ご注文のデザインによっては職人による手作業のダイヤモンドなどの石留めを一つひとつ丁寧に施していきます。
例えば、エタニティリングでは、メレ・ダイヤモンドの高さを揃え配置を決めたら、順番に石を留める。石を枠にのせて鏨(たがね)と呼ぶ道具で小さな爪を一つずつ倒しルーペで確認しながら繰り返す。
鋳造された地金をツリーから切り落とし、石膏で曇った地金を丹念に磨き上げてジュエリーに仕上げていきます。繰り返し繰り返し、目の粗さの違う研磨用のバフで磨き続ける。ジュエリーの清らかな美しさはここで生まれます。
丹念に丁寧に作りあげた商品が最後の仕上げ磨きを終えたとき、劇的に輝く瞬間がある。感動すら覚える輝きが職人魂が一番輝くとき。
全ての製作行程が終了後、最終検品を行ないます。各工程でも検品は行なわれますがジュエリー表面の仕上がりや、石留め・装飾の状態など見落としがないよう、一点一点細かく厳密にチェックしていきます。出荷基準に満たないものはその工程に差し戻したり、レーザー照射処理での仕上げ加工などをし全ての検査項目に合格したのものだけを出荷しています。
多くの職人の手と工程ごとの仕上げ、検品を経て完成された商品が、ようやくブリリアンスプラス商品管理部門に届けられて最終の検品が行なわれます。お客様のご注文通りの商品に仕上がっていることは当然のことながら、ブリリアンスプラス品質基準を満たしたジュエリーだけをお客様にお届けいたします。