プラチナとホワイトゴールドの違い

婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)の素材として代表的なプラチナとホワイトゴールドは色が似ていることで混同されやすい金属ですが、ホワイトゴールドとプラチナには大きな違いがあります。
金属の種類プラチナは『プラチナ』元素記号はPt、ホワイトゴールドは『金』で元素記号はAu、全く異なる元素からなる金属です。異なる金属であるだけにそれぞれの特性があります。
貴金属の純度を表すホールマークは、プラチナジュエリーの場合、「PT1000」「PT950」「PT900」等で表記され、ホワイトゴールドの場合、「K18」「K18WG」等で表記されます。
婚約指輪と結婚指輪等のブライダルジュエリーとしては日本では圧倒的にプラチナが人気、欧米ではゴールドが主流です。

プラチナ 婚約指輪 

素材と色

プラチナとホワイトゴールド、いずれも見た目は白い輝きが特徴ですが全く異なる金属です。プラチナ(Pt)は白金族(はっきんぞく)と呼ばれる元素に分類され、プラチナ素材そのものの色味が銀白色をした金属です。ホワイトゴールドは素材が黄金色をした金(Au:ゴールド)に、銀やパラジウムなどの白色金属を割金(わりがね:硬さを補強するため他の金属を混ぜ合わせること)した金合金で、さらに白金族の中でも鮮やかな銀白色が特徴のロジウム(Rh)でコーティングを施し輝くような白さに仕上げています。
ゴールドは割金によって地色が変化します。ホワイトゴールドはパラジウムなどの白金族の金属を加えて黄金色を薄くしていますが、完全に白くなるわけではなくはわずかに黄色味(シャンパンカラー)を帯びており、銀白色にするためにロジウムコーティングを施します。そのため、長くお使いいただくうちにロジウムが摩耗し、コーティングがはがれてしまった場合には本来のホワイトゴールドの地色が見えてきてしまいます。この場合、再度ロジウムでコーティングを施すことで、元の美しさを保つことができます。永くご使用になる婚約指輪や結婚指輪として、プラチナは変色が無くありのままの白い輝きが楽しめる特徴が人気の理由といえます。

プラチナとホワイトゴールド

素材の性質

純プラチナや純ゴールドは共に柔らかくてしなやかな貴金属素材であることが特徴のため、そのままでは柔かすぎてジュエリーの使用には向いていません。そのため使いやすく強度を高めるために他の金属と混ぜあわせて合金にして使用するのが一般的です。プラチナは、しなやかで粘り強い性質から繊細なデザインのジュエリーに多くもちいられます。小さな爪でも大切な宝石をしっかり抑える強度を持ち合わせています。耐熱、対酸性に強く、日常生活の中で、変色・変質の心配はありません。「変わらないもの」の象徴として婚約指輪や結婚指輪の素材として重宝されています。純ゴールド(純金)は、プラチナ同様に科学的に安定している金属の代表的なもので、酸化や変色もありません。K18などの金合金は、他金属が硫化や酸化で変色する場合があります。天然温泉などの硫黄成分などに反応して変色することもあります。ホワイトゴールドなどは表面のロジウムコーティグが剥がれると地金の黄色味が見えてきます。

プラチナリング

また、プラチナとホワイトゴールドはどちらも比較的、比重の高い金属のため重みがあることが特徴です。プラチナはゴールドに比べると若干比重が高く、含有率も高いため同じデザインの場合はプラチナの方がややずっしりとした重みを感じていただけます。着けたときの重厚感をより感じることができます。

希少性

プラチナは地球上で採れる地域や量も限られ、人類が手にした全てのプラチナを全てあわせても6,000トンほどしかなく、ゴールドの約1/3程度の量で極めて希少で特別な存在です。またプラチナは、世界各地で産出される金と違い、南アフリカ共和国やロシアなどの極限られた地域でしか産出しません。その特別な希少性も婚約指輪や結婚指輪の素材として相応しい特徴の一つです。

プラチナリング

プラチナの種類

プラチナジュエリーの「PT1000」「PT950」「PT900」などの違いは、その製品にどのくらいのプラチナが含まれているのかを表し、純度の違いを示します。
例えば「PT950」と表記があれば全体の95%がプラチナであるということを表しています。同様に「PT1000」は100%プラチナであるということになりますが、正確には99.9%がプラチナとされています。
プラチナは、柔らかく粘り強くしなやかで伸縮性に富んでいるという特性があるため、純プラチナでは柔らかすぎてジュエリーの使用には、パラジウムやルテニウムといった金属と組み合わせて、硬度や強度、さらに粘性を高めて使用しています。

プラチナリング

ページのTOPへ戻る