【結婚式】新郎の衣装はスーツ?タキシード?カラー別の実例を紹介!

結婚準備

  • 更新日:2023.06.27
新郎 衣装

新郎の衣装は、花嫁さんのドレスに比べてバリエーションが少なく、どこか一辺倒という印象がありませんか。
確かに昔は白や黒のタキシードなど、ベーシックな衣装が選ばれる傾向にありました。しかし現代では新郎の衣装もデザインや色のバリエーションが豊富。さらに一歩先ゆくカジュアルなスタイルも人気が高まっています。
つまり、最近の新郎の衣装選びは、本当に自由なんです!

せっかくの人生の記念となる結婚式。新郎の皆さんも、たくさんの選択肢の中から、花嫁さんに負けないくらい自分らしく輝ける衣装を選んでみませんか。

この記事では新郎の衣装の代表的な種類や、彼女のドレスとマッチする衣装選びのコツ、さらにいまどきの気分が詰まった、センスあふれる先輩カップルのカジュアルでおしゃれなコーディネート例をご紹介します。
この記事を見れば、ぐっと衣装選びが楽しくなるはずです!

この記事の概要は…

  • 最近は新郎の衣装もデザイン豊富
  • 種類は大きく3つ「タキシードなど洋式の礼装」「スーツ」「和装」
  • 色選びにこだわってよりお二人らしく
  • カジュアルスタイルも人気が高い

新郎の衣装ってどんなものがあるの?まずは種類をおさらい

新郎の衣装には大きく分けて「洋装の正礼装・準正礼装」「スーツ」そして「和装」の3種類があります。
それぞれの特徴を順番にチェックしていきましょう。

洋装の正礼装・準正礼装

新郎 衣装 正礼装

新郎の衣装として結婚式で着用される率が最も高いのが、洋装の正礼装や準正礼装。
デザインは4種類に分けられます。

  • モーニングコート(昼の正礼装)
  • フロックコート(昼の正礼装)
  • テールコート(夜の正礼装)
  • タキシード(夜の準生礼装)

本来それぞれ着用に適した時間帯があるのですが、日本ではあくまで結婚式の衣装という位置づけなので、披露宴や挙式をおこなう時間は特に考慮せず、好きなものを選ぶ方がほとんどです。
4種類の中ではタキシードが断トツの人気を誇ります。

スーツ

新郎 衣装 スーツ

新郎の洋装として最近注目を集めるのがスーツです。
改まった結婚式の場にフォーマルでないスーツはどうなのかと不安に感じるかもしれませんが、実は海外の挙式ではプレーンなスーツを着用する新郎が少なくないんです。
また「格式張るよりも、ゲストと和気あいあいと楽しめる式にしたい」そんな気持ちを込めて、あえてスーツスタイルを選ぶ新郎も増えています。

とはいえ、結婚式にはゲストもスーツを着てくるもの。
主役感をしっかりと出したいという方は、明るい色味のスーツを選ぶことをおすすめします。ゲストは黒や紺などの「ダークスーツ」を着てくるのがマナーとされているので、こうすれば、きちんと差別化をはかることが可能です。
他にも、スーツ上下の色味やデザインを変える「ジャケパン」というスタイルを選んで、より個性を演出するのも素敵ですよ。

コラム:スーツとタキシードの違いは?

新郎の洋装の代表的存在である「タキシード」と「スーツ」。
自由度の高い現代であれば、見た目の好みでどちらにするか決めるのも一つの手です。
けれど具体的にこの2つ、いったいどこが異なっているのでしょうか。代表的な違いをご紹介します。

■タキシードは襟にシルクが貼ってある
そのため改まった印象を受けます

■タキシードにはベントがない場合が多い
ベントとはジャケットの後ろ身頃の中央にある切れ込みのこと
動きやすさを高める実用目的のデザインなので、フォーマルなタキシードには設けられていないことが多いです

■タキシードは丈が長い
基本的にはお尻がすっぽり隠れる丈感をしているのが、タキシードの特徴です

■襟のデザインが異なる
タキシードは「ピーク」「ショール」、スーツの場合はほとんど「ノッチ」という襟が採用されています

和装

新郎 衣装 和装

新郎の伝統的な衣装といえば和装。
正礼装である「黒五つ紋付き羽織袴」と準正礼装である「色紋付袴」の2種類に分かれます。
黒一色で家紋が5つ付いた正礼装に対し、色紋付袴はカラーバリエーションが豊富で、さらに家紋の数が3つか1つなのが特徴です。

どちらを選ぶかは新婦の衣装の位に左右され、彼女が白無垢・色打掛・黒引き振袖・大振袖を着るのであれば「黒五つ紋付き羽織袴」、洋服に近い新和装を着るのであれば「色紋付袴」を合せることになります。

コラム:「紋」は意外と自由度が高い?

新郎の和装に欠かせない「紋」。
どんな紋を使うかは、実は3つのパターンから自由に決めることができ、そこまで厳密な決まりはありません。
お好みの紋を選んで、ぜひお二人らしさをプラスしてみてください。

・新郎・新婦どちらかのお家に代々伝わる家紋を使う
・気に入った紋を選び、自分の代から家紋とする
・誰が使っても問題ない「通紋」(つうもん・とおりもん)を使う

新郎の衣装は色で差がつく。タキシード・スーツのカラー別カタログ

新郎の衣装として人気のタキシードやスーツは、形のバリエーションはさほど多くないものの、色によって驚くほど変化を付けることができます。新郎の洋装における色選びは、おしゃれの腕の見せどころなのです。
ここでは代表的なカラーバリエーション7色の特徴を、それぞれご紹介します。


新郎の衣装として根強い人気を誇るのが白色のタキシードやスーツです。
白はウェディングドレスともカラードレスとも相性がよく、また、ほどよいカジュアル感を出してくれるのがポイント。
白と一口にいっても、真っ白からややベージュ掛かったものまで色味に幅があります。
肌の色とのバランスも見つつ、似合うものを見つけてみてくださいね。


黒いタキシード・スーツは昔から変わらない、新郎の婚礼衣装の王道。フォーマルで男らしい印象になります。
また白と黒との対比で、ウェディングドレスを着た彼女を引き立てる効果も。
落ち着きもスタイリッシュさも感じられるので、幅広いシーン、幅広い年齢の新郎さんにおすすめです。

ネイビー
「黒の衣装ではフォーマル過ぎるけれど、きちんと感も大切にしたい」そんな想いをお持ちの新郎に人気なのがネイビーカラーのタキシード・スーツです。
上品で小洒落た雰囲気を演出してくれるネイビーは、オリジナルウェディングなど、ゲストとの垣根を低くしたい結婚式にもぴったり。
タイやベストをシックな色味にすればより落ち着いた印象に、白などの明るい色味にすれば爽やかにと、コーディネート次第でガラっと雰囲気が変わるのも楽しいところです。

グレー
ネイビーと同じく柔らかな印象で着やすいのが、グレーのタキシード・スーツです。
グレーはどんな色味とも相性がいいので、彼女がカラードレスを着る場合もコーディネートに困りません。
新郎の優しい人柄をアピールしてくれる衣装でもあります。

カーキ
少し珍しいのがカーキ色のタキシードやスーツ。選ぶ方が少ないので、落ち着きはありつつも他にはない個性を演出できる衣装です。
特におすすめなのが、写真のようなガーデンウェディングでの着用。周りの緑とスーツの色味が馴染むことで、結婚式全体のトータルコーディネート感が出て、よりおしゃれな雰囲気に仕上がります。

シャイニーカラー
花嫁や会場の華やかさに負けないくらい目立ちたいという新郎の方は、シャイニーカラーのタキシード・スーツを選んでみてはいかがでしょう。光沢感がある生地が放つ輝きで、存在感をアピールできます。
シャイニーカラーにする際には、品よく仕上げるためにシルバーなどのシックな色味をチョイスするのが吉。
ただし会場の色使いによっては、画像のようなブルーカラーなども浮かずにおしゃれに決まります。

ぱりっとバイカラー
新郎の衣装として襟だけが別の色味をしている、バイカラーのタキシードやスーツを選ぶ方もいらっしゃいます。
バイカラーの衣装のいいところは「柔らかさ」「きりっとさ」など、相反するイメージを同じスーツの中で持たせられること。そのためどちらの色味もしっくりこないとお悩みの新郎さんでも、満足できる可能性が高いんです。
基本的には襟元に黒などの濃い目の色がくることが多く、柔らかさを会場に添えつつも新郎の顔立ちを凛々しく見せてくれますよ。

カラードレスと組み合わせても映える。お色直しも安心な新郎衣装とは

新郎 衣装 青

披露宴の定番イベントである「お色直し」ですが、最近は新郎はそのままの衣装で、彼女だけ着替えるというパターンが増えています。
そうなると気になるのが、彼女の2着目以降の衣装ともきちんとマッチする服を選びたいということ。特にカラードレスを着る場合は、色のバランスが気になるかもしれません。

でもご安心を。タキシード・スーツの色味と彼女のドレスの色味の相性に関しては、そこまで心配しなくても大丈夫。
というのも新郎の衣装には、基本的にどんな色とも合いやすい、落ち着いたカラーが使われているからです。
よりお揃い感を出したいのであれば、彼女のドレスや持ち物と同じ色味を小物でプラスすれば十分。
ネクタイやハンカチ、ブートニア(※)など、お好みのアイテムにトライしてみてください。

※ブートニア:新郎が衣装の左胸に挿すコサージュのこと

新郎の衣装だってもっと楽しく!カジュアルでおしゃれな着こなし6選

新郎の衣装に厳密な決まりはないとはいえ、いきなりカジュアルに冒険するのは勇気がいるかもしれません。
そこでここではきちんと感は保ちつつも自分らしさを出した、先輩たちの秀逸な洋装コーディネートをご紹介。トライしやすい順にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

タキシード・スーツに「柄シャツ」で遊び心をプラス
フォーマルな洋装に柄物のシャツを加えれば、さりげない大人の遊び心が感じられるコーディネートに仕上がります。タキシードにもスーツにも好相性、ウェディングドレスとも自然と馴染むので、意外と挑戦しやすいコーディネートです。
どなたでも取り入れやすいのは、グッドボーイな印象のチェック柄シャツ。思わず微笑みが生まれそうな、あたたかな印象が生まれます。

「ベストだけ」で親しみやすいカジュアルな印象に
最近は衣装としてジャケットなしのベスト姿を選ぶ新郎さんも増えています。
ジャケットがなくなることで一気にアットホームな印象に。それでいてウェディングドレス姿の花嫁さんの横に立っても、きちんとバランスよく決まるのが人気の秘密です。
ゲストに緊張せず楽しんで欲しい想いを、こんな衣装で伝えるのも素敵です。

「蝶ネクタイ」をポイントに
タキシードを着る際に必ずといっていいほど身に着ける蝶ネクタイ。みんなが取り入れるアイテムだからこそ、ちょっとした工夫を凝らすことで、かなり印象が変わります。
例えば華やかな色味や柄の付いたものをチョイスしてみたり、他にも思い切ってリボンタイプを選んでみるのもおすすめです。新郎の優しい人柄が感じられ、ゲストも思わずリラックスしてくれること間違いなしです。

「柄スーツ」「柄ベスト」で目を引く個性を
小物ではなくスーツやベストなど、衣装のより目を引く部分に柄を取り入れてみるのもおしゃれ。一気にスタイリッシュさが増して、結婚式がより華やかになりますよ。
ベスト・ネクタイ・ジャケットでカラーコーディネートを楽しめば、さらに新郎の個性を感じさせることができます。

このように柄を積極的に取り入れる際のポイントは、衣装の形をタキシードなどオーソドックスでフォーマルなものにしておくこと。そうすることで品とチャーミングさ、両方のバランスの取れたコーディネートが完成します。

海外で人気の「ショートパンツ」でアクティブに
ジャケットやベストにショートパンツを合わせたコーディネートが、最近海外の新郎を中心に人気を集めています。
別名「ビーチスーツ」と呼ばれ、レストラン・リゾート・ガーデンなど、アクティブでラフなスタイルでおこなう結婚式にうってつけ。
まだ見かけることは少ないですが、TPOに合わせて選べば人と差がつくおしゃれさを演出できる、おすすめの衣装です。

大人だから着こなせる!「スーツ+ジーンズ」スタイル
最後にご紹介するのが、上はスーツ、下はジーンズというコーディネート。
大人だからこそカジュアルになりすぎず着こなせる、ハイセンスな新郎衣装です。
彼女にもジーンズ素材のアイテムを取り入れてもらうと、より自然な雰囲気にまとまります。例えば彼はジーンズ、彼女はジージャンを羽織ったり、ジーンズ素材を使ったビスチェを取り入れたり。
逆に彼が白いジーンズをはいて、彼女のウェディングドレスと統一感を持たせるのも素敵ですよ。

まとめ

新郎の衣装についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。
ルールを守ってフォーマルにまとめなければいけないと思われがちな新郎の衣装ですが、TPO・彼女とのバランスさえ考えられれば、あなたらしい衣装を着て大丈夫。ぜひ彼女と、自由に楽しく衣装選びを進めてください。
この記事が晴れ舞台にふさわしい、最高の衣装を決めるお役に立てればうれしいです。

「教えてくれた人」HAKU

オリジナルウェディングを専門に手掛けるプロデュースブランド。
何十年経っても「よかった!」と思える最高の結婚式をテーマに、専属のプロデューサーとデザイナーが予算、コンセプト作り、会場装飾、当日の準備に至るまですべてを手厚くサポート。
お二人らしい個性を引き出すこと、ゲストへおふたりの想いを伝え、心から楽しんでいただける環境を作り出すことを両立した巧みなプランニングで、多くのカップルより絶大な信頼を得ている。

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