夫婦の時間に寄り添う特別なコーヒー vol.04

暮らし

  • 更新日:2021.09.26
皆さんはコーヒーを飲むときどんなカップを選びますか?
お気に入りのマグカップといっても、飲み口が広いものや、ガラス製の素材のものなど、人によってその素材や形状は多種多様なはず。

実はスペシャルティコーヒーを楽しむ際、こだわってほしいのがそのカップ。
GLITCH COFFEE&ROASTERSさんでは、カップに合わせてレシピを決めており、また、ミルク系のメニュー「カフェラテ」「フラットホワイト」はそのカップの形と注ぎ方だけで味を変えているそう。

それほどまでに大切なカップ選び。
じっくり、丁寧に入れたスペシャルティコーヒーを最高に楽しむために、引き続きGLITCH COFFEE&ROASTERSの小坂田さんにそのコツを教わっていきます。

この記事の概要は…

  • カップによってコーヒーの味は変わる
  • 飲み口の薄いカップは、味のバランスがよくフレーバーがしっかり
  • 飲み口の厚いマグカップは、味が濃く感じられる
  • 味の好みやコーヒーの仕上がりに応じてカップを選んでみては

カップ選びも調理の一つ。カップによってその味も変わる。

マグカップを選定中

先ほど淹れたコーヒーに適したカップを選定するため、まずは、形状や素材の異なる3つのカップに注いでそれぞれ飲み比べてみることに。
するとその味わいは歴然。

3つのカップ

左から、

  • 1.透明なガラス製
  • 2.飲み口の薄いカップ
  • 3.飲み口が厚いマグカップ

と並びますが、1→3の順に味をより濃く感じます。

これは一体何故でしょうか?

各カップの味の特徴

1. 透明なガラス製のカップ

こちらが一番味が薄く感じ、酸味を感じやすいカップ。
多くの人が真っ先にイメージするコーヒーの色は黒いものですが、スペシャルティコーヒーは赤茶のような色味をしています。そのため、こちらのカップで飲もうとすると、視覚の先入観もあり、比較的味を薄く感じます。また、酸味も感じやすくなります。

2. 飲み口が薄いカップ

こちらは味のバランスも良く、飲み口も広いためフレーバーをしっかりと感じながら飲むことができます。素材も白地のため、色味も1よりはっきりと出ます。
GLITCH COFFEE&ROASTERSさんではこちらのカップで提供しています。

3. 飲み口が厚いマグカップ

もっとも味を濃く感じるカップです。酸味も感じますが、1,2のカップとはまた質の違った味わいになります。
また、人間の舌は通常端の方で酸味を感じますが、マグカップの場合、形状上、舌の真ん中から喉の奥まで一気に液体が入りやすいため、より濃さを感じやすくなります。

お話を踏まえ、先程淹れたコーヒーはGLITCH COFFEE&ROASTERSさんのカップの形状や素材に近い、こちらのカップに注ぐことに。(※前回記事参照)

選んだマグカップ

ただ、薄く淹れてしまった時は、飲み口の厚いマグカップに注いでみたり、逆に濃く淹れてしまった時は透明なカップを使ってみたり、その時の味によって最適なカップを選んでいただくのも大切です。

From Seed to Cup. そしてその先へ続く感動と日常を。

第4回にわたり連載してきた本特集もこの度最終回。
まだ世間的にはなじみの薄いスペシャルティコーヒーですが、一度飲んでしまえばその虜になる方も多く、国内はもちろん世界中でファンは増え続けています。
それもそのはず。スペシャルティコーヒーは『From Seed to Cup. 』と定義されている通り、種からそのカップに入れて提供されるまでの全プロセスで、高い品質管理がされていることが条件。GLITCH COFFEE&ROASTERSさんでは前回ご紹介した通り、レシピもしっかりと管理されており、その豆本来の魅力を最大限に生かすことにこだわっています。

「やろうと思えば、僕らの手で豆自体の個性を消すこともできます。ジュエリーを作る時もそうだと思うんですけど。でも、そんなことしたらもったいないですよね?僕らはすべてのプロセスにこだわり、一杯で感動していただけるものをお客様へお届けしています。ですので、今回紹介したレシピを参考に安心してご自宅でも楽しんでいただきたいですね」

グリッチコーヒースタッフの小坂田祐哉さん

実は、コーヒー豆は世界中の農作物の中で最も人の手がかかっていると言われているそう。だからこそスペシャルティコーヒーを飲む人には味ももちろんのことながら「人を感じてほしい」と小坂田さんは続けます。

「モノの価値というとやはり信用だと思うんです。信用されるには作り手の顔がわかるというのがすごく大事で、僕らも直接農園に足を運んで買い付けを行っています。
しかしながら、農園で働くスタッフのほとんどはこんな多くの人に喜んでもらえるコーヒーを作っているとは思っていません。なので 『From Seed to Cup』 でなく 『From Cup to Seed』 で、農園の方をはじめ、この一杯のコーヒーに関わったすべての人にこんな感動を与えられるものを生み出しているということを伝えたいですね。」

モノがあふれる世の中で、モノ自体の価値は薄れつつあるとともに、『人』の価値は高まっているように感じる昨今。小坂田さんも今後モノの価値は『より人にフォーカスされていく』と考えているそう。
誰が作ったのか、誰がいいと言ったのか、それはお店を運営している人だけでなく、個人でも同じ。
たとえ数百円のものでも『旦那さんが作ってくれた』『彼女がプレゼントしてくれた』それだけで何にも代えがたいモノとなるはず。

スペシャルティコーヒー自体、確かに”特別な存在”ではありますが、一人で味わうのではなく、パートナーと一緒に好みの豆を選び、共に飲むコーヒーはよりかけがえのない特別なもの。

二人で過ごす日常のスパイスとして、そしていつか当たり前の日々のコミュニケーションツールの一つとして。豆からカップまでを二人でこだわりながら、スペシャルティコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか?

マグカップを選ぶ夫婦

教えてくれた人

グリッチコーヒースタッフの小坂田祐哉さん

小坂田 祐哉 (YUYA KOSAKADA)

1989年北海道生まれ。音楽業界からバリスタへ転進し、「Paul Bassett」のバリスタとして活躍後、「GLITCH COFFEE & ROASTERS」の立ち上げメンバーとなる。GLITCHでの店舗立ち上げ経験を活かし、2号店であるCOUNTERPART COFFEE GALLAERYの運営全般を経験 現在はGLITCH COFFEEの新規卸先のトレーニングや企業向けのセミナーなども全般に行っている。

> GLITCH COFFEE & ROASTERS

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