BEAMS DESIGN × BRILLIANCE+
ジュエリーから考える「自分らしさの楽しみ方」とは?(前編)

私たちの想い 2019.07.19 更新日 2019.08.16

自分を輝かせるために身に着ける存在であるはずのジュエリー。

けれど、こと結婚指輪に関しては慣習的に身に着けられているなど、積極的に楽しんでいないケースが多いことが分かりました。「もっと自由に、もっと楽しく選ぶことができたら…。」「もっと自分らしさを楽しめるアイテムになれば…。」そんな想いのもと、BEAMS DESIGN とBRILLIANCE+のコラボレーションが実現しました。

今回の対談ではコラボレーションのキーマンとなったBEAMSの金田とも子さん(以下、金田)、そしてBRILLIANCE+ジュエリーデザイナーである小林明美(以下、小林)に、自分らしさを楽しむためのジュエリーや結婚指輪選びへの想いを熱く語っていただきました。これからの時代を自分らしく自由に、そしてハッピーに生きるヒントが見つかりそうです。

小さな頃から好きでたまらなかったファッションとアクセサリー

小林:
私と金田さんはそれぞれアクセサリー・ジュエリー業界、そしてファッション業界に携わっている身です。私達はどこか近しい仕事をしていると思うのですが、金田さんが現在のファッション業界に携わるきっかけは何だったのでしょうか。

金田:
単純に好きだったからですかね。子供の頃からおしゃれは好きで、その中でもアクセサリー、特に指輪に強く惹かれていました。あとは実際に携わってみて楽しかったというのも大きな理由です。自分が楽しんでいると、一緒にお仕事をする方も楽しんでくださる。さらに楽しんで作られた商品でお客様が喜んでくださる。その魅力的なサイクルの積み重ねでここまでやってきました。

金田さんの写真カット1

小林:
かっこいいですね!私の場合は小さい頃からお絵かき少女で、とにかく絵ばかり書いていたのが始まりかもしれません。そしてちっちゃなものがとにかく好き。手先も器用だったのですごく小さな折り鶴を折ったり、子どもながらにピンセットを使いこなしたりとか。

金田:
ミクロの世界を楽しんでいたんですね!

小林:
そうですね。あとは母親がパタンナーだったので、ミシンの音を聞いて育って。洋服とかも贅沢なんですけれど全て手作りの、いわゆるオートクチュールでした。当時はそれが嫌で仕方なかったんですけれど、今思うとそれがデザイナーになりたいという想いの大きな原点なのかもしれません。
その後美大に進んで彫金を学んで、小さなものへの愛情とデザイナーになりたいという想いの重なる、ジュエリーデザイナーになり現在に至るという感じです。

金田:
かっこいい!

小林:
かっこいいんですかね…お互い褒め殺し合いになっちゃいましたね。(笑)

ブライダルジュエリーを通じて新しい自分に出会える

金田さんの写真カット1

小林:
私がジュエリーデザイナーを続けている中でずっと感じているのは、最近は世の中の様々なものが多様化していて、物もデザインも飽和状態だということです。だからこそクオリティとかジャパンメイドとか「本物」という価値を見つめ直した方がいいんじゃないかなと強く感じていて。例えば受け継がれたものを直すリメイクとか、自分のためにいい素材を使ってこだわって作製するフルオーダーとか。そういったものやそれに準ずるような本質的な価値がある、そんなアクセサリーやジュエリーを作ることが大切だと思っています。
すごく乱暴な言い方になるかもしれませんが、ゴミになってしまうようなものは作りたくないんです。

金田:
キビシー!(笑)
確かにトレンドの流れはどんどん早くなっていますよね。だからこそ私は「流れに流される楽しさ」と「流されない強さ」の両方の楽しさがあるとも思っています。まず流されてみる。アクセサリーであれば身に着けてみて、色々なことを感じてみる。そうやって経験していくことで自分を見つけていく楽しさもあるのかなって思います。

金田さんの写真カット1

小林:
確かに、流されてみて初めて見つかることもありますよね。その点では私はトレンドに流されて、男性ももっとアクセサリーを楽しんでみてもいいのではないかと思っています。シルバーアクセサリーの登場で挑戦しやすくはなったと思うのですが、やはり日本ではまだまだ影の薄い印象です。
外国の男性はアクセサリー選びが上手だなという印象を受けます。アッパーの方とかがイエローゴールドにダイヤモンドがセットされたリングをさらりと着けていらっしゃったりとか。あ、こなれてるなって思いますね。

金田:
私もステキだなって思います。日本ではあまり見かけないですよね。日本ではやりすぎると「ギラついてる」って言われてしまいがち。
そういう意味ではまず日本の男性はマリッジリングでアクセサリーに慣れていくのがいいのではないかと思います。結婚指輪が初めて着けるアクセサリーだという男性も多くいらっしゃると思いますが、身に着けるうちに意識も変わってきますよね。だんだん着け慣れてくると他の指にもしてみようとか、ネックレスやブレスレットをしてみようと視野が広がってくるのかなと思います。
そう考えるとマリッジリングを着けることは男性にとって「結婚する自分」「アクセサリーを着ける自分」という2つの面で意識を変える機会なのかもしれませんね。

小林:
必然性もあるし、私もその流れを男性にはおすすめしたいです。
一方で女性にとっても“結婚”というタイミングは、アクセサリーやジュエリーに対する意識が変わる瞬間だと思うんです。女性はアクセサリーには慣れているけれど、ワンランク上の素材を使ったいわゆる「ジュエリー」というものにはハードルが高いと感じている場合が多いですよね。けれどエンゲージリングというものを身に着けることで、ジュエリーに馴染みが出てくる。結婚という機会をきっかけに、日常でジュエリーを楽しむという新しい世界にも足を踏み込んでもらえたらと思います。

ブライダルジュエリーはもっと自由に楽しんでいいと思う

金田さんの写真カット1

小林:
それにしても私、ブライダルジュエリーに関しては固定概念が多すぎると感じているんです。
例えばマリッジリングは一生に一本ってイメージが大きいと思うんですけれど、実は私自身は着けていないんです。溶かして別の形の「想い出」に変えてしまいました。

金田:
「想い出に変える」かっこいいですね!

小林:
他にも身に着ける指にもこだわっていません。今日左手の薬指にしているリングも自分が気に入って買った、結婚指輪ではないリングですし。右利きなので1番邪魔にならない左手薬指に着けているだけです。
結婚指輪もどの指にするかは自由でいいのではないかなと。年齢とともにサイズも変わると思うので、着ける指を変えてみたり、臨機応変に工夫して着けていただければいいなと思っているんです。

金田さんの写真カット1

金田:
私は一生に一本の結婚指輪や婚約指輪というものにこだわらず、時を重ねて、愛を重ねていく中で記念日ごとにリングを増やしていくのもステキだなと思います。自分で買うのもいいですし、プレゼントしてもらったりしながら徐々に増やしていく。さらにそれを重ね着けしたり、時には自分で持っているアクセサリーやジュエリーと合わせる。そうやって自由に組み合わせて楽しむことを提案したいですね。異素材やおもちゃの指輪なんかを織り交ぜるのもかわいいですね。

小林:
それは私もぜひおすすめしたいです。
あと私はマリッジリングの「幅」に関する固定概念も気になっています。一般的には男性は幅の広いもの、女性は幅の狭いものを着けるということが推奨されていて、代表的なのは男性が3mm、女性が2mmか2.5mmという考え方です。これには「男性の身に着けるリングには力仕事にも負けない耐久性が必要だから」という理由があるんですけれど、そこが特に気にならないのであれば、私は逆でもいいと思うんです。

男性は女性よりも指輪が邪魔になってしまうシーンが多いと思うんですが、そんな時幅広のものより細身のものの方が全然いいじゃないですか。それに存在感が軽くなることで、指輪に慣れていない男性でも身に着けやすいですよね。

金田:
確かに「そういうもの」という固定概念がありますよね。でも女性だって太いマリッジリングに、例えば華奢なダイヤモンドリングを重ねたらすごくかわいいじゃないですか。自分なりの楽しみ方を自由な発想で見つけていっていただきたいですね。

結婚指輪にこそ自分の「大好き」を詰め込んで

金田さんの写真カット1
金田さんの写真カット1

金田:
先日、結婚指輪の着用率調査のデータを拝見した際に(※)「着けることが当たり前だから着けている」という方が67.1%、対して「デザインが気に入って身に着けている」という方が10.8%しかいらっしゃらなかったことが印象的でした。私としてはこの意識をぜひ逆転させたい。例えハイブランドが高くて買えないとしても、それ以外にもいいものはいっぱいあるわけじゃないですか。そういうものを探し当てられていないのではないかという風に感じました。

※BRILLIANCE+が「いい夫婦の日」特別調査として20代〜50代の既婚男女888人に実施した、結婚指輪の着用率アンケート。
アンケート結果を見る

小林:
何から入っていいか分からない状態ですよね。そんな方はどうしたらいいんでしょうか。

金田:
そうですね、気楽に相談していただくのが一番いいかと思います。好きなものを決められない方ってたくさんいらっしゃるんですよね。自分は何が欲しいのか分からないっていう。
結婚指輪ひとつにしても色々な考え方があると思うんです。心から欲しいと思っている場合ももちろんあるでしょうし、本当は結婚指輪なんて着けたくないと思っている方もいらっしゃるかもしれない。そういう思いを受け止めて、その上でプロフェッショナルにアドバイスしてくださる方に相談するのがいいと思います。あとはたくさん試着してみることをおすすめします。
一方で、私達は相談を受けるプロとして、お客様の「こうでなくてはいけない」という思い込みを和らげ、本当に自分らしいもの選びができるよう真摯にサポートさせていただくことが大切だと思うんです。

小林:
そうですね。その意味では今回のコラボレーションリングはひとつの大きなきっかけになると思うんです。「あ、これブライダルジュエリーとして身に着けていいんだな」って感じる。だからちょっと楽しみなんです。

金田:
楽しみですよね。今までのブライダルジュエリーとはひと味違うユニークさだけでなく、着けやすさや買っていただいた後何十年か経つとよりかっこよくエイジングする点、あと男性に似合うということにもすごくこだわりました。
ぜひ実際に見て触って、そのこだわりの詰まったデザインを感じていただきたいですね。

プロフィール

BRILLIANCE+スタッフの畑中さん
金田 とも子
株式会社ビームス
開発事業本部 開発事業部
ライセンス事業課 ディレクター
1992年 株式会社ビームス入社。
服飾雑貨レーベル<bPr BEAMS(レディース)>のチーフバイヤー兼オリジナルアイテムの企画担当として活躍し、アクセサリーやジュエリー、バッグなどのヒットアイテムを多数手掛ける。
2015年 現職にて、さまざまなライセンスビジネスパートナーの商品企画に携わる。
BRILLIANCE+スタッフの畑中さん
小林 明美
株式会社キュー
商品企画部
デザイナー
2013年 社外デザイナーとして株式会社キューに中途入社。
大手ジュエリー会社インハウスデザイナーとしての経験を活かし、現在はMD業務を兼務しつつ、フルオーダーやイベント配布用ノベルティ、商品ケースや貸出サンプル用ケースなどの幅広いデザイン業務に携わる。

現職にてデザインを手掛けたアイテム
パールシリーズ
ステラーシリーズ
ファンシーシェイプダイヤモンドネックレス/リング
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