なぜ婚約指輪を贈るのか?その理由や由来について
- 更新日:2025.01.17
プロポーズのときに、なぜ婚約指輪(エンゲージリング)を贈るのでしょうか。
結婚指輪(マリッジリング)には、夫婦の誓いや「永遠の愛」といった意味があります。では、それより前のプロポーズで渡される婚約指輪には、どのような意味があるのでしょう?
プロポーズの前に知っておきたい、婚約指輪を贈る意味やその由来、想いについて、ご紹介します。
この記事の概要は…
婚約指輪を探し始めたばかりの方へ
普段使いのしやすさを大切にしたいなら、指輪ではなくネックレスを選ぶのもおすすめです。
男性から女性へと、婚約の証として渡される婚約指輪。そもそもは、結婚指輪が先に誕生したとされています。
まず、結婚の証として指輪の交換がはじまったのは、古代エジプトなのだとか。エジプトの象形文字で「結婚」は円で描かれ「永遠に途切れぬもの」を意味しています。古代の人々は、指輪の円形にその意味を重ね、これを交換することで愛を永遠のものにしようと考えたようです。
婚約指輪の由来は、古代ローマにあります。古代ローマでは、約束の履行を誓うしるしとして鉄の輪を使っていました。これが次第に結婚指輪や婚約指輪の意味として定着していったのです。
婚約指輪を最愛の人に贈るのは「永遠」の意味が込められているのですね。
また、婚約指輪や結婚指輪を左手の薬指に着けるのも、古代エジプトの言い伝えからと言われています。
かつてエジプトでは、女性の左手の薬指には心臓につながる太い血管がまっすぐに通っていると信じられていました。
心臓、つまり「心(感情)」とまっすぐにつながっている薬指に指輪を着けることで、愛する女性の心をつなぎ止めておこうという意味が込められているのです。
こうした言い伝えが時代や国を越えて、日本でも習慣として定着しています。
時代が中世に入ると、宝石をあしらった婚約指輪が登場します。初期はルビー、サファイヤなどが使われたようです。
現在の婚約指輪でメジャーなダイヤモンドが使われ始めたのは、1477年。後のローマ皇帝マクシミリアン1世が、ブルゴーニュの公女であるマリーにダイヤモンドを配したリングを贈ったのが最初だと言われています。
このように起源の古い婚約指輪。日本で普及し始めたのは、欧米のライフスタイルが一般的になっていく戦後の1950年代後半からだそうです。案外、日本での歴史は新しいのですね。
このように、指輪は、形のない「二人の愛の絆」の象徴であり、男性から彼女へ永遠の愛を誓った“証”の意味もあります。婚約は結婚を約束すること、婚約指輪はそれを証明する意味のある形、というわけなのですね。
そして、そんな婚約指輪を着けることは、周囲へ結婚の意思を伝える意味もあります。
女性からすれば、婚約指輪は、愛する人からもらえる特別な意味が込められた指輪です。贈る男性としても、大切な気持ちを形にして現せる、またとない機会です。
贈れば、きっと一生忘れられない想い出として、2人の人生に刻まれるでしょう。
婚約指輪の有名なエピソードに「婚約指輪は給料の3ヵ月分」というものがありますが、これは、あるジュエリー会社の広告で使われたキャッチコピーです。
3ヶ月分のお給料を使うなど無理をして高額なものを購入しなくても、婚約指輪を用意するということに意味があります。「あなたとの愛を永遠に誓います」という決意表明として、身の丈にあったものを贈れば、女性はきっと喜ぶはずです。
ただ、一般的に婚約指輪は「誓いの固さ」や「永遠に続く愛」などといった意味を込めて、ダイヤモンドがセットされているものを選ぶ方がほとんどです。
高価だからと、なくしたり傷がつくことを恐れて、タンスの中にしまいっぱなしにする女性が多いのも事実ですが、最近では日常使いにもしやすいデザインも増えました。また、フォーマルな場では結婚指輪と重ね付けすることで、手元を華やかに色取ってくれます。
せっかくなら着ける機会が増えるよう、あらかじめ贈る女性が好きなテイストやデザインをリサーチしておき、その方らしい婚約指輪を選ぶのもいいですね。
ブリリアンスプラスの婚約指輪は、3万個以上のダイヤモンドと60種類以上のデザインを組み合わせてセミオーダーするスタイル。お二人の想いのこもった、世界でたった一つの婚約指輪をお届けします。