同じ品質のダイヤモンドでも価格が違うのはなぜ?

ダイヤモンド 2019.04.25 更新日 2021.03.01
この記事の概要は…
- 同じ品質のダイヤモンドでも、販売価格が異なることがある
- 同じ品質でも仕入れる時期やルートによって価格が変化する
- ダイヤモンドは輸入品なので、為替レートの影響も
- ダイヤモンドとの出会いは運命とも呼べる
同じ品質のダイヤモンドでも価格が違うのはなぜ?
婚約指輪(エンゲージリング)や婚約の証としてダイヤモンドのご購入をお考えの男性から、カスタマーサポートに以下のような質問が寄せられることがあります。
「婚約指輪のダイヤモンドを探していたら、グレードが同じでサイズが少し大きめなのに価格が低い商品がありますが、これはどのような違いがあるのですか?」
「同じ品質のダイヤモンドなのに価格が違うのは何故ですか?」
「ダイヤモンドの価格ってどうやって決まるんですか?」
例えば、【0.525ct】の2つのダイヤモンドの品質がどちらも【E、VVS1、Excellent】であったとしても販売価格が違うということがあります。品質は全く同じなのに、不思議ですよね。
実は、ダイヤモンドの価格は【0.525ct、E、VVS1、Excellent】といった品質の価格として決められている訳ではなく、個々に対して【個体価格】が定められます。
【4C】はG.I.A(米国宝石学会)が定めた、ダイヤモンドの品質を評価する国際基準です。この基準に基づいてダイヤモンドの個体そのものがどのような品質であるのか鑑定されます。
【4C】はあくまでダイヤモンドそのものの品質を定める基準ですので、鑑定された時点ではダイヤモンドの価格は決まっていません。
もちろん、【個体価格】を決める際に【4C】の評価はダイヤモンド個体の価値として価格を決めるベースとなります。そのベースを基に【相場】や【為替】により取引時の価格は変動し、流通によるマージン等が加算され最終小売価格に反映されていきます。
つまり、表記上は全く同じカラット数・品質のダイヤモンドでも別々のダイヤモンドとして個々で存在しているため、それぞれのダイヤモンドを仕入れる時期や仕入れルートに左右され価格が異なるということが生じるのです。
場合によっては、大きなカラット数のダイヤモンドの方がリーズナブルな価格になる、なんてことも。そのため、海外在庫の商品は為替の変動によりご購入時期によって価格が変わることもあります。
カラット数・品質が全く同じで価格がリーズナブルなダイヤモンドに問題があるというわけではありませんのでご安心ください。
また、弊社で取り扱いのある鑑定機関の鑑定書の違いでダイヤモンドの価値が変わるということもありません。お探しになるタイミングやご希望の品質によって価格は日々変動します。
ダイヤモンドは世界中で取引されているため、たった今あったものも、数分後にはどこかでご成約になることも。ですから、「これだ!」と思っていただける、ダイヤモンドとの出逢いは運命とも呼べるかもしれません。
タイミングを大切に、特別な婚約指輪や婚約の証としてぴったりの、おふたりにとって世界に一つだけの運命のダイヤモンドを見つけてください。