「安いダイヤモンド」と「高いダイヤモンド」なぜ価格が違う?

ダイヤモンド

  • 更新日:2023.06.27

この記事の概要は…

  • 同じ品質のダイヤモンドでも、販売価格が異なることがある
  • 同じ品質でも仕入れる時期やルートによって価格が変化する
  • ダイヤモンドは輸入品なので、為替レートの影響も

同じ品質のダイヤモンドでも価格が違うのはなぜ?

婚約指輪やプロポーズのためのダイヤモンドを購入ご検討の方から、「同じ品質のダイヤモンドなのに、値段に違いがあるのは何故ですか?」というお問い合わせをいただくことがあります。

グレードが同じでサイズが少し小さめでも、価格が高いものがあります。
また、「0.3ctでD VVS1 3EX H&C」のの2つのダイヤモンドの品質がどちらも【E、VVS1、Excellent】であったとしても販売価格が違うということもあります。
このように、同じ大きさ、品質のダイヤモンドでも価格が違う場合があるのはなぜなのでしょうか。

ダイヤモンドの価格を決める要素は「4C」以外にもさまざま

ダイヤモンドの品質は 、GIA(米国宝石学会)が定めた国際基準「4C(カラット、カット、カラー、クラリティ)」で評価され、価値が決まります。

ただし、4Cの評価がそのままそのダイヤモンドの価格を決定づける訳ではありません。4Cはあくまでダイヤモンドそのものの「品質を定める」基準であり、ダイヤモンドの相場は需要とそれに対する供給のバランスによって生まれます。

ダイヤモンドは原石の段階で採掘・供給企業によって価格が定められます。ダイヤモンドの原石は原油や鉄鉱石などの資源相場と同様に、市場動向に合わせて供給量を調整することによって相場が形成されます。

その後、ダイヤモンドは研磨され市場に流通していきます。その後ダイヤモンド取引所や宝石業者間で取引され、流通経路ごとにそれぞれマージンが加算されていきます。

ダイヤモンドは取引の際、共通通貨としてUSドルが用いられます。そのため輸入される際の為替レートによって価格が変動します。 USドルに対して、円安になれば日本円での価格は高くなり、円高になれば安くなります。

最終的な価格は、最終小売までの流通経路、そこでかかるそれぞれのマージンが取引価格に大きく関わってきます。
一般的な小売ジュエリー価格には、多くの中間業者が介在する事で、それぞれのマージンが負荷されていきます。
このようにダイヤモンドは、4Cの評価に加え流通するまでの間にさまざまな要素が介在することによって個々の価格が変わります。
そのため、表記上は全く同じカラット数・品質のダイヤモンドでも、それぞれのダイヤモンドを仕入れる時期や仕入れルートに左右され価格が異なるということが起きます。

ダイヤモンドは、国際的な品質評価基準によって価値が決められるという意味では、品質に伴った価値を得ることが出来る商品です。
ただ、同じ品質でも流通経路等によって価格が異なるという点を、購入する場合の参考にすることで、より納得しながらダイヤモンドをお選びいただけるのではないでしょうか。

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