
結婚指輪はいらない。指輪ナシなんて選択もアリなの?

夫婦の証である結婚指輪。結婚式には指輪交換の場がありますし、結婚後は既婚者であることを周囲に知らせるという社会的な役割も担います。結婚生活をスタートさせるうえでは欠かせない、と考えられている結婚指輪ですが、中には指輪は購入しないというカップルもいます。
そんな方々はどんな理由から「結婚指輪はいらない」という選択に至るのでしょうか。結婚指輪いらない派の意見を口コミを中心に調べてみました。
実際、結婚指輪を買わない人はどのくらいいるの?
マイナビウェディングが既婚者の男女各100名にとったアンケートによると
・ 「購入した」……177人(88.5%)
・ 「購入していない」……23人(11.5%)
※ 参考データ:「マイナビウェディング」2017年調べ
結果を見ると、約9割のカップルが結婚指輪を購入していますね。やはり結婚指輪は購入する方が一般的だといえます。しかし、1割は購入しないカップルがいるのも事実。それでは結婚を買わないのはどんな理由からでしょうか。
「結婚指輪はいらない」その理由は?
いろいろなサイトの口コミを見てみると、「結婚指輪を購入しない」人の理由には以下のようなものがありました。
つけられない、つけたくない派
- ・普段からアクセサリーをしないので指輪もしたくない
- ・左利きなので左手に指輪をするのはストレス
- ・仕事でつけられないので不要
- ・金属アレルギーなのでつけられない
金銭的な理由で買わない派
- ・お金がないので買わなかった
- ・指輪より結婚式や今後の生活にお金を使いたかったから
- ・お金が貯まったら購入する予定
その他
- ・他のもので代用したから
理由はさまざまですが、特に男性は指輪を身につける習慣がないことから、つけること自体に抵抗があったり、仕事がら指輪をつけられないから買わないという理由が多いよう。一方、女性は経済的な理由から買わないという意見が目立ちました。なかにはデイリーに使えるデザインの婚約指輪を購入し、女性だけ結婚指輪としてずっと身につけるという方もいました。いずれも、男女ともに2人で納得して買わないことに決めているので、指輪がないことを気にしていたり、後悔したりはしていないようです。
結婚式の時の指輪交換の代わりになるイベントは?

結婚式の魅せ場のひとつでもある指輪交換ですが、「結婚指輪いらない派」の方々はどうしているのでしょうか。指輪交換はやらない、という人はもちろん、自分たちらしいアイデアで代わりのイベントをしている人も。いろいろなケースをご紹介するので、指輪交換の代わりに何かしたいという方は参考にしてみてくださいね。
- ◎指輪の代わりに時計を交換。指輪交換はせず、司会者に「ドレスに時計」の理由を紹介してもらった
- ◎婚約指輪だけを購入、指輪交換の場では新婦だけその指輪をはめてもらった
- ◎手紙を書き、式の途中でお互いに読みあって交換した
- ◎指輪交換の代わりに印象的な儀式がしたかったので、新郎から新婦にティアラを授けてもらった
- ◎指輪の代わりに赤い糸で編んだ紐を左手小指に結びあう儀式をした
などなど。最後の赤い糸を結びあう儀式とは、日本古来の「運命の男女は赤い糸で結ばれている」という言い伝えによるもので、赤い糸で編んだ指輪を互いの左手の小指に掛け合うというもの。埼玉県の川越氷川神社が発祥の地である「結い紐の儀」や、福井県の出雲記念館で行われている「あいおいの儀」などがあるようです。特に和装で赤い絹糸を結びあう姿は、神秘的でとても美しいもの。白無垢ならさらに映えそうですね!ロマンチックな演出をしたいという方は取り入れてみてはいかがでしょうか。
結婚指輪を買わないという選択をしても、なんらかの方法で想いをかたちにして交わすことで、結婚した喜びが実感できるもの。後々も大切な思い出になりそうですね!