婚約指輪はどの指に着ける?左右10本それぞれの指の意味とは?
- 更新日:2023.10.02
「結婚してください!」という言葉と共にケースを開き、愛する彼女の指に婚約指輪をはめる、最高潮にロマンティックな瞬間。ほとんどの男性が、迷わず左手の薬指に婚約指輪をはめるでしょう。
既婚もしくは婚約中を表すサインとして、すっかり定着している“左手薬指”の婚約指輪ですが、なぜそのような習慣が生まれたのでしょうか。
婚約指輪を探し始めたばかりの方へ
目次
婚約指輪を左手薬指にはめる。そのルーツは、哲学者のソクラテスが活躍した古代ギリシャの時代(起源前2500年頃)にまでさかのぼります。
当時、心臓は人間の心(感情)を司る場所だとされており、左手薬指は心臓と一本の太い血管で繋がった、特別な指であると考えられていました。ですから「心(感情)」とまっすぐにつながった左手薬指に婚約指輪を着けることは、愛する女性の心をつなぎ止めておくという意味があったそうです。この習慣が、時代や国境を越えて、現代でも定着しているのです。
古くからヨーロッパでは、10本すべての指に様々な意味が込められています。
左手薬指を除く9本の指は、自分自身に対する意味を持っていますが、唯一左手の薬指だけ「愛を深める」「心を受け入れる」「絆を深める」という他者に対する意味を持ちます。
婚約指輪をはめるのに最も適した意味合いを持つ指が“左手薬指”だということが分かりますね。
(1)親指:サムリング
(2)人差し指:インデックスリング
(3)中指:ミドルフィンガーリング
(4)薬指:アニバーサリーリング
(5)小指:ピンキーリング
左手/チャンスを呼びこみ、願いを叶え、恋を引き寄せる。右手/自分の魅力や自分らしさを発揮する力を高める。
左利きの人が左手薬指に婚約指輪を着けると、字を書いたり料理をしたりする際に、作業のしにくさを感じるかもしれません。では、婚約指輪を着ける手を右手にしてはいけないのでしょうか。
欧米諸国をはじめ日本では“婚約指輪は左手薬指”が一般的ですが、世界には様々な習慣があるようです。
北欧やドイツ・オーストリアなどでは婚約指輪を右の薬指に着けることもあり、インドや東南アジアの一部地域では足の指に着けることもあるそうです。他にも“婚約指輪は右手薬指に着けて、結婚指輪は左手薬指に着ける”また“結婚式が終わったら婚約指輪を中指に移動させる”といったパターンも見られます。
このように、地域や国によって様々ですが、日本では一般的に左手薬指が婚約指輪を着ける指として広く認知されています。右利きが多い日本人の場合、作業をするときに左手薬指が邪魔にならないこと。また、薬指にすることで見た目のバランスがよく、見た目が綺麗に見えるのも理由の一つかもしれません。
しかし実際は、左右どちらに身に着けても問題はありません。
一方で、プロポーズの際は特別な理由がない限り、婚約指輪は彼女の左手薬指にはめてあげましょう。左手薬指には文化の中で育まれてきた特別な意味もありますし、先ほどご紹介したように、リングと指先のバランスもよく、見た目にも映えます。婚約指輪を贈られる喜びを、より深く感じることができるはずです。
一般的に左手薬指に身に着ける婚約指輪ですが、結婚式の時は例外的に着ける位置が変わります。
結婚式では婚約指輪を右手薬指に着け、左手薬指は指輪交換のためにあけておきます。そして、結婚指輪が着けられたのちに、婚約指輪を右手から左手にうつして重ね付けするのが一般的なスタイルです。
指輪交換の後に結婚指輪を守るよう外側から婚約指輪を着けることで「永遠の愛の証」を封じるという意味があるようです。
指のサイズが分からなければ、婚約指輪を贈ることはできません。しかしアンケートによると、彼女の左手薬指のサイズを「知っていた」と答えた男性は12.4%と、かなり低い結果となっています。
※マイナビウーマン調べ(2014年7月にWebアンケート。有効回答数177件。18歳~77歳の社会人男性)
では、彼女の左手薬指のサイズを正しく知るには、どうしたら良いでしょうか。
リングサイズ測定器とは「リングゲージ」や「サイズ棒」などの、指のサイズを測るための器具です。
ブライダルジュエリーのショップの中には、こうした器具を無料で貸し出してくれるお店もあります。気軽にサイズ測定をしたい。または時間の都合がつかない、近くにお店がないなどの理由で店舗へ行くのが難しい場合は、器具を自宅に送ってくれるサービスもあるので、利用してみてはいかがでしょうか。
また、リングゲージとサイズ棒は、それぞれ特徴があるので、知っておくと安心です。リングゲージはサイズの異なるリングがたくさん連なっていて、その中から装着感の良いものを探してサイズ測定を行います。
サイズ棒は目盛りの刻まれた棒状の測定器で、普段身に着けている指輪を通し、リングがぴったりと留まる位置の目盛りを読むことで、指のサイズを知ることができます。
ただし、いずれもサプライズで贈りたいなら、要注意。リングゲージの場合は、相手にバレないよう、こっそり測る必要があります。サイズ棒の場合、リングサイズは指によって異なるため、左手薬指用のリングを用意する必要があります。
指の形は、人それぞれです。また、季節や体調による指のむくみ具合の違いや、着け心地の好み、それぞれのライフスタイルもあります。
経験豊富なプロが、様々な情報や実際の測定値を元に最適なサイズを提案をしてくれる、店舗でのサイズ測定を選ぶのもおすすめです。実際に贈られる女性も一緒に見られるので、好みに合った婚約指輪を贈ることができるという利点もありますね。
一緒に選ぶってどうなの?と思う方もおられるかもしれませんが、婚約指輪を「二人で一緒に選んだ」カップルは全体の34.5%、「彼女が選んだ」カップルは20.5%もいます。
女性が婚約指輪を選ぶ場合「お店へは二人で足を運んで、選ぶのは彼女」というケースも含まれていることを考えると、50%を越える多くのカップルが、二人で一緒に婚約指輪を購入していると予想できます。
サプライズとはいえ、絶対におすすめできない方法が、女性が寝ているすきに、指に紐などを巻いて計測する方法です。
サプライズで婚約指輪を贈りたいから、相手に内緒で指のサイズを計測したいと、こうした方法を選ぶかたもいます。また、そういった測り方を提案しているウェブサイトも……。しかしこの場合、相手を起こさないようこっそりと指に紐を巻くため、ゆったりしたサイズで計測してしまいがち。さらに、指輪が通る指の関節の大きさも考慮されていないので、不正確な結果になってしまいます。購入後にトラブルになるのを避けるためにも、大切な婚約指輪だからこそ、きちんと計りたいもの。
正確なサイズを、こっそり調べることは簡単ではありません。
どうしてもサプライズプロポーズをしたい…という場合には「ダイヤモンドでプロポーズ」という方法がおすすめです。これは、プロポーズはダイヤモンドだけで行い、リングのデザインとサイズは後日二人で選ぶという仕組み。彼女のリングのサイズが分からなくても行える、新しいサプライズプロポーズです。
店頭で指輪を選ぶ際、気に入ったデザインを試着してみたら「イメージと違う」「思っていたより似合わない…」という人もいるようです。なんだか洋服の試着と似ていますね。これは、手の大きさや指の形とのバランスによって、手元の表情が変わるため。
手や指の特徴を活かした婚約指輪選びのポイントを押さえれば、あなたの手元をより華やかで印象的に魅せる、ぴったりの婚約指輪を見つけられます。
ダイヤモンドをあしらった婚約指輪は、知人の結婚式に出席するときやパートナーとの記念日デートなど、特別なシーンに身に着けるのがおすすめ。佇まいを一気に華やかにしてくれる、とっておきの存在です。
1本ずつでも魅力的な婚約指輪と結婚指輪ですが、重ねるとボリュームが出て、さらに華やかな印象に。それぞれの指輪の魅力が、なお一層引き立ちます。
重ね付け しやすいようデザインされた婚約指輪と結婚指輪のセット(セットリング)を組み合わせるのはもちろん、好きなリング同士をコーディネートするのも素敵です。
シンプルなストレートタイプのセンターストーンに少し高さのある婚約指輪は、合わせる結婚指輪のバリエーションが広がります。また、デザイン性のある ウェーブタイプの婚約指輪 の場合、重ねると指輪同士の隙間が気になることも。カーブラインにあった、ウェーブタイプの婚約指輪を合わせる方がいいでしょう。
さまざまな組み合わせが楽しめる婚約指輪。単体で、結婚指輪と組み合わせて、様々な着けこなしを楽しんでみてください。
ブリリアンス・プラスの婚約指輪は、お好きなダイヤモンドとデザインを組み合わせて700万通りからセミオーダーするスタイル。お二人の想いのこもった、世界でたった一つの婚約指輪をお届けします。