7. カラー

カラーレス 無色透明が理想

ダイヤモンドは一般的に、無色透明にちかいものほどグレードが高くなります。
婚約指輪のダイヤモンドには、できるだけ無色のものが理想的とされ「無色:colorless」
あるいは「ほぼ無色: Near Colorless」のダイヤモンドが多く用いられます。
その色調は、G.I.A.(米国宝石学会)規定のマスター・ストーンが基準となり、無色透明を最高のDとし、黄色味を帯びるにしたがってZまでの23段階に評価されます。

ベスト/ベター

カラーはカットに影響される

ダイヤモンドのカラーグレーディングは大変微妙で経験と熟練な技術が必要な専門的な作業です。
裸石(ルース)の状態で熟練のエキスパートが定められた光源と厳密な観察条件の下で確認することで、ようやくその違いが判別できる微妙な違いです。

ダイヤモンドは、それ自体が光を発しているわけではく、ダイヤモンドに注がれた光を反射して輝いているようにみえるため、私たちが見ている輝きの色は反射された色の作用が大きくなります。

多くの婚約指輪に用いられるラウンドブリリアントカットは、ダイヤモンドに注がれた光を最も効率よく反射するように作られた理想的なカットです。

そのため、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドをフェイス面上からのぞき込むと、ダイヤモンドの生地色だけではなく多くは反射している光の色を観察してしまうことになります。当然、光源の質によって反射色も異なってしまうため、私たちに見える色はダイヤモンド本来の正確な色ではない場合が多いのです。

実際のカラーグレーディングでは、“Diamond Dock”と云う色観察用のボックス、あるいはそれと同じような環境でグレーディングが行われます。
光源に使用する蛍光管は北空昼光を模倣する光源のスペクトル分布が必要ですので、長波紫外線を放出(昼光の重要な特徴)、カラースペクトルがCIED55~D65に近似、色温度6,500K(ケルビン)程度、演色指数90%以上と決められております。

ダイヤモンド

Diamond Dock を使ったカラーグレーディングの様子

また蛍光灯の照明はグレーディングトレーに対しほぼ垂直方向から当てられ、明るさはトレー表面で2,000~4,500ルックス程度になります。ダイヤモンドは光の反射の作用が及ばないようダイヤモンドを裏面にして配置し、ダイヤモンドの生地の色を正確に観察しながらG.I.A.(米国宝石学会)規定のマスターストーンと比較しカラーを評価します。

ラウンドブリリアントカットの構造上、一般的な使用での色の判別は極めて困難になります。
煌々と輝く光源下では色の判別は不可能です。
このため、プロフェッショナルの宝石バイヤーは決して一般の光源下ではダイヤモンドの仕入れを行うことはありません。「4C」の基準の中で最も判断が微妙で難しいのが”カラー”だといわれる理由がそこにあります。

ベルギー・アントワープにある世界で最も古く権威のあるダイヤモンド取引所では、北側の壁面が全てガラス張りになっており、自然光でダイヤモンドを見ることができる環境になっています。午前中の北側からの自然光が最も光度が安定するために、ダイヤモンドのカラーを正確に判断するのに適しているからで、宝石商において宝石を見るための常識的な環境とされています。

ダイヤモンド取引所

ベルギー・アントワープのダイヤモンド取引所

ブリリアンス+のショールームでも、本来のダイヤモンドの美しさが体験できるよう、自然光をふんだんに取り入れた空間をお客様に提供できるよう設計しております。

Buyers Guide : カラー

GIAのカラーグレードスケールは23段階あり、最上級格付けの無色を表すDから始まり、最後のZに近づくほど色味が増していきます。
Zよりも濃い色味のダイヤモンドは等級外となり4Cに基づく鑑定書の発行対象外となります。
(*ファンシーカラーダイヤモンドは除く)
このようなカラーの差異の多くは非常に微妙なため、訓練されていない人の目には見分けがつきませんが、ダイヤモンドの品質や価格には著しい違いをもたらします。

特にカラーグレードが、無色 : D〜Fとほぼ無色G〜Jの範疇にあるダイヤモンドはリングやペンダントなどにセットされた状態では一般的な光源下でカラーの違いを判別することは困難なグレードになります。
ダイヤモンドをリングやペンダントなどにセッティグした状態だと、地金の色などがダイヤモンドに映り込んで本来の色を判別することが困難になるからです。

逆に、カラーグレードの低いダイヤモンドをゴールド色のリングなどに留めるとダイヤモンドの色が目立たなくなることから、ゴールド色などのファッションジュエリーではカラーグレードの低いダイヤモンドを用いる場合もあります。一方で、カラーグレードの上質なダイヤモンドをゴールド枠に留めると、ゴールド色も綺麗に透過させ、やはり透明感のある美しさは際立ちますのでグレードの価値を大きく損なうことはありません。

カラーグレード最上位のDカラーに格付けされるダイヤモンドは希少価値が高く、まるで一滴の純水のように無色透明な美しさがあります。
但し、カラーグレードの差異は大変微妙な違いなので、Dカラーのダイヤモンドを同じ「Colorless(カラーレス : 無色)」に属するEやFカラーと一般的な光源下で比較しても違いを判断することは困難です。
「Near Colorless(ニアカラーレス : ほぼ無色)」に属するGカラーのダイヤモンドでも、熟練のグレーダーが注意深く比較をしてようやくDカラーとの違いを見極められる程度の差異で、日常の使用でその違いは殆ど確認できません。

ブリリアンス+では婚約指輪などのダイヤモンドのカラーグレードは、DからGのグレードを一番にお薦めしています。
H,Iカラーにおいても一般的な光源下でははっきりと色を判別することは難しいグレードであり、カラーグレードとしては高品質に分類されます。

ブリリアンス+ で取扱のあるカラー

D : Colorless

カラーレスと言われる等級の中でも、最上のダイヤモンドだけがこのDカラーに格付けされます。
【Exceptional White+】エクセプショナルホワイトプラス(類希な白の中でも最上級)と評価される、希少性の最も高いカラーグレードです。 ※ピンク・レッド・ブルー等の希少ファンシーカラーダイヤモンドを除く。

E : Colorless

カラーレスで次点に評価されたダイヤモンドがEカラーに格付けされます。熟練のグレーダーでも基準となる石との比較なしには殆ど無色にみえ、その違いを一般的な光源下では肉眼で確認する事は出来ません。
【Exceptional White】エクセプショナル ホワイト(類い希な白色)と評価され、希少性の高いカラーグレードです。

F : Colorless

カラーレスで最後に位置付けされる評価がFカラー。熟練のグレーダーが極々僅かな色を認められるだけで、一般的な光源下では肉眼で確認する事は出来ません。
【Rare White +】レア ホワイト プラス(希少な白色の中でも上質)と評価され、希少性の高いカラーグレードです。

G : Near Colorless

ほぼ無色、ニアカラーレスと格付けされる中で最上ランクのGカラー。
【Rare White】 レア ホワイト(希少な白)と評価され、熟練の鑑定士でも注意深く比較をして初めて違いがわかる程度です。D, E, Fクラスと比べて、魅力的なお値打ちのカラーグレードです。

H : Near Colorless

ニアカラーレスで次点に評価されたものがHカラーに格付けされます。
【White】 ホワイト、白と評価されます。上級クラスと並べて比較しなければ判別できないごく微妙な色味で、リングに固定されてしまえば熟練の鑑定士でも見分けることは困難です。ダイヤモンドを見慣れた方でなければ、色味は感じられません。

I : Near Colorless

ニアカラーレスと評価される中の3番目の格付けがIカラー。
【Slightly tinted white】 スライトリー ティンテッド ホワイト(僅かに色づいた白)と評価されます。大粒のものであれば肉眼でも僅かに色味を感じます。リングにセッティングされてしまえば熟練の鑑定士でも専用の光源以外では判別困難なカラーグレードです。