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ダイヤモンドの蛍光性について

天然のダイヤモンドの中には、可視光線以外の波長の短いX線や紫外線など、特殊な光源下で蛍光を発するものがあります。
鑑定書の 『蛍光性』 の項目とは、そのダイヤモンドが放つ蛍光の色調や強さを示します。

特殊な光源とは、紙幣やパスポートの真偽のチェックに使われる、ブラックライトをご想像ください。
普通の照明や自然光では、見えない絵や文字がブラックライトに当たると浮かび上がります。
他にも、クラブやカラオケボックスなどブラックライトを利用した場所に行くと、衣類が青や黄などに発光した経験はないでしょうか。
この現象と同じように、天然ダイヤモンドの中には、青や黄色などの蛍光を発するダイヤモンドが存在するのです。

ダイヤモンドの蛍光性

蛍光性は天然ダイヤモンドの証

ダイヤモンドの蛍光は、結晶構造の乱れにより生じると言われています。
地球の地下深く、数万年の時を経て炭素が集合しダイヤモンドは形成されますが、気象や地域など
さまざまな要因が重なり合い、窒素・水素・硼素など、その他の物質が混じりあい、同じ成分で形成されるものはただ一つもありません。
生成時に含まれた異物質は、特定の光を受けたとき炭素と違うエネルギーを反射しそれが蛍光色に見えるのです。
一見、同じ様に見えるダイヤモンドですが、その内部では少しづつ違いがあり、その個性の一つとして蛍光性に表れています。
青の蛍光は、ダイヤモンドに含まれる窒素による事が判明していますが、それ以外の色に関してはまだ解明されていません。
また人工ダイヤモンドには強く蛍光するものはなく、蛍光性の強い物は天然ダイヤモンドにしかありません。

いわば蛍光性こそが天然石の証ともいえます。
ダイヤモンドのほかにも、蛍光を発する宝石には、ルビーやオパールなど多くの種類があります。

鑑定書における蛍光性の表記

蛍光性には、ダイヤモンドの品質を定める「4C」の様なランクの評価はありません。
その代わり、基準となるGIAのマスターストーンとの比較で、蛍光の強さと色の程度を判定し、鑑定書に記載しています。

蛍光性の強さ

  • None
    なし
  • Faint
    弱い
  • Strong
  • Medium
    強い
  • Very Strong
    とても強い

蛍光の色調

  • Blue
  • BluishWhite
    青みががった白
  • Green
    グリーン
  • Yellowishgreen
    黄緑
  • Yellow
    イエロー
  • Orange
    オレンジ
  • Pink
    ピンク

(特に希少な例では赤の蛍光も存在します)

蛍光の様子

  • ブルー
    ブルー
  • グリーン
    グリーン
  • イエロー
    イエロー
  • オレンジ
    オレンジ

※ ブラックライト下で撮影 : 色は一例です。光量や色、見え方は撮影環境や品質で異なります。

この二つの分類、「強さ」と「色調」を組み合わせた表記で、鑑定書には以下のように記載されます。

  • Very Strong Blue
  • Strong Blue
  • Medium Blue
  • Faint
  • None

※ Mediumより弱い蛍光のものは、強さのみの表記となり色調は近年では記載されません。
以前の中央宝石研究所発光の鑑定書にはFaint BlueなどMedium以下の蛍光でも、色の併記をしていた経緯があり、
BRILLIANCE+の取扱うダイヤモンドデータにも表示される場合もございます。

ブリリアンス+と蛍光性があるダイヤモンド

基本的に、蛍光があるものが 「良い、悪い」 ということではなく、4Cの品質とは関係ありません。
黄色味を帯びるカラーのダイヤモンドでは、青の蛍光性があると、お互いの色を打消し合い透明感を強く感じる場合もあります。
しかし、強い青色蛍光 (鑑定書では 「Very Strong Blue」 と表記される)ものの中には、ダイヤモンドが白く膜がかかったような、
油っぽく見えるものもあり、それらは 「Oily (オイリー)」 と呼ばれ敬遠されがちです。
蛍光性は、4Cの品質に影響がないというものの、オイリーと評価されるダイヤモンドは、鑑定の際に蛍光が色に与える影響を考慮され、
クラリティのグレードに反映される場合があります。

※ BRILLIANCE+ではオイリーのダイヤモンドはお取扱いいたしません。

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